大阪・北新地ビル火災で24人が死亡…目撃者が語った阿鼻叫喚の現場
さんが、熱心に宣伝を手伝っていました。幸い、火災発生当時に店にいたスタッフは全員無事だったそうです」(スポーツ紙記者)
火災が起きたとき、真横のビルにいた男性は、緊迫した様子を振り返る。
「コーヒーを飲んでいたら、店員さんが『隣のビルが火事です、みなさん避難してください』と言うので、店を出ようとしたら、消防車がどんどん駆けつけてきました。あっという間に、消防車と救急車で、目の前の道路がいっぱいになって、周辺はものすごい焦げた臭いが立ちこめていて……。
ちょっとしたボヤなら数台でしょうから、これはただことではないとすぐに思いました。通りを挟んで反対側に行って振り返ると、火事が起きたビルの屋上から、もうもうと白い煙が噴き上げていて、4階の窓からはオレンジ色の炎がめらめらと揺れているのが見えました。どこか一部ではなく、4階全体が燃えているという感じでした」
上層階から助けを求める人を救助する模様を目撃した女性はこう話す。
「4階からものすごい勢いで煙が出ていて、6階のほうに目をやると、女性が窓から上半身を乗り出して、助けを求めていました。
10時半を少し回ったくらいのときでしたが、屋上にはすでに消防隊員がいて、その女性に向かって、『がんばれ!がんばれ!』と大きな声で呼びかけていました。