2022年1月4日 19:37
時代を反映も史上最低視聴率…紅白はなぜ中途半端になったのか
という素朴な疑問。そしてこうした例年どおりの番組進行を見ていると”結局は多様性というテーマを番組としてクローズアップしただけ“という表面的な解釈すら感じて、個人的にはかなり萎えてしまったのです。
もちろん多様性は大切です。しかし本当に多様性を重んじる番組にするのであれば”カラフルの名前そのままに、紅白というくくりを投票も含めて今年は全部取っ払う“くらいの思い切りがあっても良かったのではないでしょうか。
■バラエティ番組なのか、歌謡番組なのか
そしてもう1つの違和感は、番組の構成がバラエティ番組なのか歌謡番組なのか分かりにくかった点にあります。
前回と比較して小ネタやトークといった部分を大幅に削り、また審査員の人数も6名と非常にコンパクトにして行われた2021年の紅白歌合戦。歌唱中の演出は例年どおり素晴らしいものでした。
とはいえ途中途中に「M-1グランプリ」の演出が入ってきたり、司会の大泉洋さん(48)のトークが昨年に引き続き炸裂したり、いきなり細川たかしさん(71)と歌いだしちゃったりなど、非常に面白さと合わせて混乱する部分もありました。
個人的にはこうした演出は好意的に受け止めるタイプなのです。