2022年1月22日 06:00
めざまし&ラヴィット、情報番組で感染者続出…問われる“ノーマスク出演”の是非
各局では感染対策マニュアルが作成されたが、徹底されているとは言い難いようだ。
本誌も、昨年7月末に感染した野々村真(57)の感染源が13人ものクラスター感染を起こしたABCテレビ制作のドラマだったことを報じている。
「ある局がドラマ制作にあたって昨年8月に作成したマニュアルは、一昨年のものと比べてページ数は倍以上になっていました。ですが、当時まん延していた空気感染を起こすとされていたデルタ株に対応した内容がなく、中身はほとんど更新されていないといっても過言ではありませんでした」(テレビ局関係者)
■アップデートされないノーマスク出演
ドラマ制作以上に感染対策の“ゆるみ”が見受けられるのは、バラエティや情報番組だ。
「『めざまし』も『ラヴィット!』もそうですが、まず、出演者がノーマスクでそれぞれの距離が近い。なかには大きい声でアクリル板を越えて話す人も見かけます。一時は普及したリモート出演も、最近ではめっきり減りました。ただ、テレビ東京は緊急事態宣言下だった昨年1月、同局の『ワールドビジネスサテライト(WBS)』を含む3番組でキャスターらがマスクを着用。
その後、宣言解除を受けてマスク着用は取りやめましたが、代わりに175センチほどの大きなアクリル版を導入したのです。