くらし情報『介護歴20年の安藤なつ語る「“介護で共倒れ”を防ぐ心得」』

2022年2月7日 15:50

介護歴20年の安藤なつ語る「“介護で共倒れ”を防ぐ心得」

親も子もお互いの生活をきちんと確保することが何より大切です」

介護歴20年の安藤なつ語る「“介護で共倒れ”を防ぐ心得」
介護歴20年の安藤なつ語る「“介護で共倒れ”を防ぐ心得」

■申請を怠らずに制度をフル活用したい

介護が必要となる瞬間は突然訪れるもの。だからこそ“心の準備”が欠かせない。いまは介護に関わっていない人でも知っておくべきポイントを教えてもらった。

「高齢の親の様子が『おかしい』と思ったら、親が住む地域にある自治体の『地域包括支援センター』に相談しましょう。親の状況をきちんと伝えることで、専門家の視点から対応策を幅広く提案してくれます」

いざ介護が必要となったら、要介護認定の申請をすることになる。

「市区町村の調査員が自宅を訪問し、介護の必要度がどれくらいかを調査します。このときは仕事を休んでも立ち会いたいです。介護休暇の制度を活用しましょう。
条件を満たせば、パート勤めの人でも当日の申請で取得できます。親は他人の前だと張り切って元気な様子を見せようとしてしまいがちですが、そうすると正しい認定がもらえません。親のプライドも大切に、親の現状のメモを手渡すなどして、ありのままを伝えましょう」

要介護度の認定を受けたら、ケアマネジャーに相談して介護のケアプランを作成してもらう。

「要介護度と所得に応じて使えるサービスの上限額があるので、その中で必要なサービスを組み合わせてもらいましょう。

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