2022年2月9日 17:41
呉市議がマスク拒否で搭乗トラブル…航空会社の“憲法違反”を主張も弁護士は「正当性ある」と指摘
高橋氏のブログによると同氏の視点でトラブルの経緯が記されており、搭乗手続きの際にノーマスクである理由を問われ、《マスクに感染予防効果がないばかりか、体に有害な上、民衆を完全管理化する口実であることを知っているからです》と返答。「健康上の理由」を否定したという。
さらに彼らは係員などに「法的根拠をお示しください」と繰り返し質問し、最終的に航空会社が発行した航空法第73条の4第5項に基づく命令書を読み上げられたと明かしている。谷本氏は一連の出来事に「航空各社が憲法違反を堂々と行っている」として、国交省に行政指導を求める構えであるという。
■「憲法違反」に問われる可能性は非常に低い
航空会社の“憲法違反”を強調する谷本氏。果たしてノーマスクによる航空会社の搭乗拒否は、憲法違反に該当するのだろうか?そこで弁護士で、コロナ禍検証プロジェクトとして取材活動を行っている楊井人文氏に話を聞いた。
楊井氏は「『憲法違反』かどうかは、基本的に『公権力の行為』が問題となる場面が一般的なので、私企業である航空会社の対応が『憲法違反』に問われる可能性は非常に低いと思われます」と指摘し、今回の件について次のように続ける。