2022年3月3日 06:00
【3回目接種】副反応の実態1070人緊急アンケート 40代女性で発熱最多に
(久住医師)
また、若い人ほど出やすいとされる副反応だが、今回の調査では「副反応があった」と答えた人の割合が男女ともに40代~50代で高かった。池袋大谷クリニックの大谷義夫院長は、この傾向について以下のように分析する。
「私のクリニックでも70代以上で副反応が出る方は少ないですが、40代、50代はそれに比べればまだ若く、これから接種する世代の方ならだれでも、副反応が出る可能性は十分にあると考えてよいでしょう」(大谷医師)
厚生労働省研究班が2月18日に発表した報告によると、1~3回ともファイザー製のワクチンを接種した人よりも、1、2回目をファイザー、3回目をモデルナとして「交差接種」をしたほうが、発熱などの副反応の発生頻度が高かったという。今回のアンケートでも同様の結果が得られた。
「モデルナ製のワクチンは確かに副反応が出る頻度がファイザー製のワクチンより高いですが、抗体価が増えやすいという特徴があります。多少副反応が重くなる場合がありますが、感染や重症化予防が目的なら、モデルナのほうがおすすめです」(久住医師)
【図解1】ワクチンの組み合わせ別・副反応が出た人の割合
■3回目接種で多かった副反応は?
どのワクチンでも発熱とそれに伴う頭痛、倦怠感や接種部位の痛みが出る人が多かった。