くらし情報『北原佐和子 41歳で介護士兼業を決心させた障がい者との出会い』

2022年3月4日 11:00

北原佐和子 41歳で介護士兼業を決心させた障がい者との出会い

「排せつ対応は介護の仕事の一つですが、初めのうちは“私、何をしているのかしら”と感じて、苦しくなることも。でも、排せつは人が生きていくうえで必要不可欠。日を追うごとに理解できるようになりました。認知症のご利用者さまが亡くなったときは、そのご家族から『北原さんの名前を忘れないように、ベッドの横に、名前を書いた紙を貼っていたんですよ』という話を聞いて、胸が熱くなりました」

’14年に介護福祉士、’16年にはケアマネジャーの資格も取得。

「ご家族が自宅でみとるケースも増えています。そこを踏まえて、ケアマネジャー業務には医療の知識が必要だと痛感し、2年前には准看護師の資格も取ったんです」

介護の傍ら、’18年には、映画『こども食堂にて』にも出演。さまざまな人生との関わりがある介護職は、女優としても、人間としても成長させてくれたはずだ。

「現場で柔軟性を求められるという点では、介護も女優も共通していますね」

二刀流で歩み続ける彼女の挑戦は止まらない。

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