くらし情報『オミクロンで“軽症死”が急増中…医師は「肺炎より持病の悪化」と指摘』

オミクロンで“軽症死”が急増中…医師は「肺炎より持病の悪化」と指摘

などの治療を経た“重症患者”の状態で亡くなっていました。ところが、肺炎を起こしにくいオミクロン株に置き換わった第6波では、コロナ肺炎で入院する患者は10人に1人ほど。コロナ感染による発熱や体力低下などから持病が悪化して亡くなるケースが急増しているのです」

岡教授の病院では、その実態を目の当たりにした。

「今年に入って60代1人、70代4人、80代2人の計7人の患者さんが亡くなりましたが、死亡診断書に死因が“新型コロナウイルスによる肺炎”と書いた方は1人もいません。死因は、敗血症、肺がん、誤嚥性肺炎、急性腎障害、COPD(肺気腫)の増悪など。コロナ患者としては軽症ですが、死を招いたのは全てコロナが原因です。もともと重度の糖尿病や高血圧、脳卒中、がんなどの持病があり、コロナに感染したことがきっかけで症状が悪化したり衰弱したりして意識を失ってしまう。つまり医学的には『重症』なのに、コロナ患者としては『軽症』扱いで亡くなってしまうのです」(岡教授)
持病がコロナ感染によって重篤化する仕組みについて、感染制御学が専門の愛知県立大学看護学部の清水宣明教授が語る。


「心臓病、高血圧症、糖尿病、腎臓病、呼吸器疾患などは血管の障害を伴っています。

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