2022年3月27日 06:00
中森明菜もカバー!松田聖子の代表曲『瑠璃色の地球』の心に染みる魅力
01年の紅白で『瑠璃色の地球』を歌う聖子
住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代、カラオケでよく歌った曲の話。活躍する同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。
■今でも解釈の幅が広がり続ける名曲
「松田聖子さんの曲は、デビュー当初は大人の恋愛への憧れとドキドキ感、次第に失恋の胸の痛み、そして失恋が美しい思い出へと変化していくことを歌った『SWEET MEMORIES』(’83年)へと、ファンとともに大人の女性の歌に成長していきました。そして’86年、聖子さんの13枚目のアルバム『SUPREME』に収録されたのが『瑠璃色の地球』です。歌詞は恋愛要素も感じさせますが、『地球』というタイトルに、荘厳な曲調も相まって、単なる恋愛を超えた、もっと広い意味での愛や希望を感じさせます」
そう話すのは、世代・トレンド評論家の牛窪恵さん(54)。
『瑠璃色の地球』の作詞は松本隆、作曲は『風立ちぬ』(’81年)のB面曲『Romance』や井上陽水の『少年時代』(共作・’90年)を手がけた平井夏美(川原伸司)。
レコーディング時、聖子は妊娠中だったといわれている。