「3分クッキング」料理の先生明かす舞台裏「エプロンは100種類手作りです」
■使う食材は数カ月前から石原さん自ら調達
まず、週ごとの講師がお互いに番組で取り上げる料理のレシピ案を持ち寄る、2カ月に1回の“献立会議”がすべてのスタート。
「肉料理、魚料理、豆腐料理などは必ず入れたいところだし、揚げ物は週1回以上にはならないように配分。一度で13品ほど考えていきます。『先生、同じ料理やりましたよ』と言われることもありました」
収録前の打ち合わせでは、自宅にある大きなテーブルをスタジオに見立て、リハーサルする。
「たけのこを扱うときは、皮のついた状態から、皮をむき、カットして、ゆでるといった工程を随時確認。それをもとに、番組スタッフが台本を作ります」
内容が決定すると、次は食材調達に入る。この食材調達も、石原さん自らが行っていた。
「テレビの収録は実際の放送より2カ月ほど前に行うので、旬の魚や野菜の調達にはいつも一苦労。
お世話になっている市場の方との『まだ出てませんよ』『それはわかっているんですけど、お願いします』というやりとりを、何度したことか(笑)。業者さんと信頼関係があるとはいえ、やはり現場に届くまでは、いつもドキドキです」
■食材は40人分になることも
番組では4人前を作るが、調達する食材は10倍の40人分になることも!
「たとえばフライパンで作るローストビーフのときは、肉に塩を振って、糸で縛って、片面ずつ焼いてーーと、工程ごとに準備しておかなければいけません。