くらし情報『中森明菜 自らプロデュースしたファッション・メイクの斬新な魅力』

2022年4月17日 06:00

中森明菜 自らプロデュースしたファッション・メイクの斬新な魅力

日本の文化を感じさせたためか、外国人の間でも評価が高かったようです。ファッションの斬新さは約35年を経た今も色あせていません。いまだにコスプレ用の衣装がアマゾン・ドットコムでも販売されているのが、その証しでしょう。アイドルのイメージが周囲のスタッフによって作り上げられていた時代、明菜さんはメークやファッションなどで、自分自身をプロデュースしました。曲によってガラリと印象が変わるのはそのため。翌年の『難破船』などは、まったく別の歌手のようでした」

観客から『はっ、どっこい!』と合いの手が入るサビの部分のアクションも特徴的。

「上半身を揺らし、大きく屈むパフォーマンスは、野球のピッチングフォームから着想を得たという逸話も。カラオケを楽しむ若者が増えてきたころだったため、こうした振付も含めて愛されました。
私自身、パイオニア協賛のカラオケ大会で、この曲を歌って準優勝したことがあるくらい(笑)」

同曲が発表された’86年は、バブル絶頂期へと上り詰めていく時期。「今振り返ると当時は、右肩上がりの景気に誰もが浮かれていました。それが“バブル”で、近い将来“崩壊”するとは予見できなかった半面、どこか短期的な、はかなさを感じていた人もいたはず。

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