2022年6月14日 06:00
原田美枝子 認知症の91歳実母を看取っていた…娘・静河ら家族総出で向き合った7年の介護
人間は、目的を持つことで生きる気力が湧いてくる生き物。お母様は最期まで前向きに、人生を駆け抜けたのではないでしょうか。
また記録に残したことで、孫世代に“親を育てた人の生きた過程”をつないでいくことができます。お互いに心残りなく人生の幕を閉じることが介護の理想であり、本当の親孝行だと思います。ご本人からご家族へ、そしてご家族からご本人への“最後のギフト”のように感じます」
『ちむどんどん』で“東京の母”となる前に、最愛の母と離別していた原田。房子役は家族の絆を再確認したうえでの熱演なのだろう。また、ヒサ子さんが新たにつないだ縁もあった。
「9月に公開予定の映画『百花』で原田さんは菅田将暉さんとW主演を務めます。
原田さんは菅田さん演じる息子を女手一つで育て上げた、認知症の母を演じたのです。このキャスティングは『女優 原田ヒサ子』が契機となりオファーされたものだそうです。すでに撮影は終了しており、原田さんは“魂を込めて作った作品になった”と感極まっていました」(映画関係者)
原田、そして大河にも出演した静河らの活躍をヒサ子さんは天国から笑顔で見守っているはずだ。
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