くらし情報『コロナとインフル同時流行の危機!豪州の“ツインデミック”が日本でも』

コロナとインフル同時流行の危機!豪州の“ツインデミック”が日本でも

2年も流行していないインフルエンザでも、同じことが起こりえます。とくに生まれてから一度もインフルエンザの流行を経験していない0~2歳までのお子さんは要注意です」(久住さん・以下同)

さらに新型コロナも、インフルエンザ同様に季節性であるため、秋から冬にかけて感染拡大することが懸念されている。

「まずは、免疫力が弱まっているため感染の前倒しが起きているインフルエンザから流行し、コロナワクチン接種から時間が経過して、抗体価が下がるタイミングで新型コロナも流行するかもしれません。流行の移行期は、ツインデミックとなる可能性があります」

昨年11月、長崎大学は、新型コロナとインフルエンザの同時感染によって、肺炎が長期化すると発表。英国公衆衛生サービスは、インフルエンザと新型コロナの重複感染者(80%が70歳以上)の死亡率が43.1%だと報告している。

「オミクロン株に置き換わったため以前のデータを当てはめることはできませんが、リスクを避けるためにも感染対策が求められます」
まずは検討しておきたいのが、インフルエンザワクチンの接種だ。

「先月、インフルエンザワクチンの接種後2~3カ月の間は、新型コロナの重症化リスクを90%も減らすという論文が『ネイチャー』で発表されました。

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