今度は瑶子さまのお手紙を記者に流出…宮内庁の“劣化”に眞子さん結婚騒動の影響を指摘する声
本来であれば、瑶子さまからお手紙を預かった時点で、趣旨や意図を瑶子さまに確認して、宮務課が間に入って、記者会に伝える形にするべきだったのです」(前出・宮内庁関係者)
お言葉によって国民に誤解を与えることを避けるためにも、皇室の方々の“肉声”の発信については、宮内庁は最大限に配慮しなければならないとされてきた。
「宮内庁は盾となり皇室を守る役割を求められているのに、瑶子さまの肉筆をやすやすと“流出”させてしまったのです。この事実は、宮内庁の職員たちが本分をおろそかにしているということだけではなく、自分たちが仕えている皇室の方々の存在を軽く感じているということにほかなりません」(前出・宮内庁関係者)
報じられている皇宮警察内部の不祥事だけではなく、宮内庁職員にも規律にほころびが見られる。「今年2月には京都事務所の職員が強制わいせつ容疑で逮捕される事件がありました」(前出・皇室ジャーナリスト)
職員のモラルすら低下してしまっている現状に、なぜ歯止めがかからなくなっているのか――。
■失われつつある仕える覚悟と緊張感
静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんはこう指摘する。
「皇室と宮内庁や皇宮警察との間に築かれていた信頼関係が崩れたのは、眞子さんの結婚に伴う騒動の影響も大きいと思います。