寺島しのぶ 多様性認めて実力で評価を!役者特訓でハーフ長男に託す歌舞伎界改革
7月4日から始まる歌舞伎座『七月大歌舞伎』に出演する。
「今回、声を掛けたのは市川猿之助さん(46)ですね。取材会では『才能にほれ込んだ』と漏らしていました。去年2月にも坂東玉三郎さん(72)に請われて出演。眞秀くんは、音羽屋以外の幹部たちからも引っ張りだこなんです」(歌舞伎関係者)
そんな愛息との充実した日々を送る寺島には、強い思いがあると歌舞伎関係者は続ける。
「しのぶさんは、“将来は眞秀自身が望む道に進んでほしい”と考えているそうです。とはいえ、もしできることならば、“歌舞伎役者として大成してほしい”と願っているといいます」
’16年に團菊祭の取材会で、父である人間国宝の尾上菊五郎(79)が寺島の胸中を明かしていた。
「(しのぶが眞秀を)どうしても歌舞伎役者にしたいって言うのでね」
寺島が眞秀くんに期待するのには、切実な事情が……。
「しのぶさんは自分がなれなかった歌舞伎役者の夢を眞秀くんに託しているのです」(前出・歌舞伎関係者)
『婦人公論』’22年4月号のインタビューで、寺島はこんな悔恨を口にしている。
《私がはっきりと「女の子は歌舞伎役者にはなれない」と知ったのは、11歳の時だったと思う。