寺島しのぶ 多様性認めて実力で評価を!役者特訓でハーフ長男に託す歌舞伎界改革
反発心から、弟と習っていたお稽古事をすべてやめて。放課後に友だちの家で夕ご飯をいただいて帰ってくる毎日だったのを覚えてる》
それから38年以上の月日がたち、愛息が着実に歌舞伎役者の道を歩んでいる寺島。そんな2人に新たな壁が立ちはだかっていると前出の歌舞伎関係者は語る。
「歌舞伎の名門である音羽屋の第1子として生まれながら、しのぶさんは女性であるために歌舞伎役者になれませんでした。
いっぽうの眞秀くんも市川團十郎と並ぶ歌舞伎の大名跡である尾上菊五郎の初孫であるにも関わらず、菊五郎を襲名することはよほどのことがない限りありません。
しのぶさんの弟・尾上菊之助さん(44)が襲名し、その息子の丑之助くん(8)が継ぐのが既定路線なのです」
今年5月、歴史のある團菊祭に、菊五郎に加えて菊之助と丑之助が参加していたが、眞秀くんの姿はなかった。
「しのぶさんは母・富司純子さん(76)にもこのことで不満を漏らしたようです」(後援会関係者)
こうした旧態依然とした文化が残る歌舞伎界。その頂点には市川海老蔵(44)がいる。
「6月25日に、海老蔵さんが、團十郎を今年11月に襲名するにあたっての挨拶回りが行われました。