2022年7月13日 11:00
奈良県警には苦情殺到で安倍元首相の警備体制に高まる批判…SPのメンタルケアを求める声も
「まだ夢を見ているようだ。主人のおかげで経験できない色々なことを経験できた。すごく感謝している」
こう語ったのは、安倍昭恵さん(60)。7月12日、奈良市で演説中に銃撃を受けて死亡した安倍晋三元首相(享年67)の告別式が東京・港区の増上寺で行われた。
各メディアによると、近親者のみで行う家族葬の形だったが、麻生太郎副総裁(81)や岸田文雄首相(64)といった安倍元首相ら約1000人が参列。また昭恵さんは冒頭のように挨拶したという。告別式後、安倍元首相は都内の斎場で荼毘に付された。
全世界に衝撃を与えた銃撃事件から5日。
事件の全容解明に向けて捜査が進むなか、連日、議論を呼んでいるのが当日の警備体制だ。
「事件当日、7メートルの距離から撃たれた1発目は命中しなかったものの、5メートルの距離に近づいて発射した2発目が安倍元首相に命中し、結果的に命を奪いました。事件の前日に急遽演説が決まったことで、普段より警備計画の構築に時間がなかったとはいえ、1発目と2発目の間に約3秒の時間があいていたことや容疑者の接近を阻止できていないことなどから、警備体制の不備を指摘する声が相次いでいます」(全国紙・政治部記者)