2022年8月3日 11:00
雅子さま 会見ご出席を異例の早期発表!“キーパーソン”との対面に込められた停戦への期待
今回の会見から、皇后としてのご自覚の強さが感じられたと話すのは、名古屋大学大学院准教授の河西秀哉さんだ。
「和服は洋服よりも心身ともに負担が大きいとされています。インドネシア大統領夫人の民族衣装に合わせて対応されたということは、日本を代表して会見の場に出られるということを強く意識されているからなのでしょう。
また、相手方の情報を積極的にリサーチして会見に臨まれているという印象を持ちました。雅子さまの他文化への深い理解や知識は、幼少期からの海外生活や外務省に勤務されたご経験によって培われたところも大きいと思います。
しかしそれ以上に、皇后となられた今も常に学びを欠かさずに続けていらっしゃるのだと、今回の会見で感じました」
■制約が多くとも歩みを止めずに…
コロナ禍もあり、雅子さまは2年半にわたり国際親善にまつわる行事にご参加できずにいた。じつは、今回の会見に関する発表は異例のものだったという。
「ジョコ大統領夫妻の来日にあたって、両陛下がそろって会見なさるということを、外務省は来日の1週間前に発表しています。
ご体調のこともあって、最近の雅子さまの行事日程については、当日まで出席が明確にされないことが多く、これほど早い事前発表は異例のことだったのです。