2022年8月7日 06:00
中山美穂の登場によりアイドルの主流派は「可愛い」から「キレイ」に変わった
資生堂のCMをきっかけに女性ファンを広げた
住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代、大好きだったアイドルの話。活躍する同世代の女性と一緒に、“’90年代”を振り返ってみましょうーー。
「中山美穂さんがデビューした当時、アイドルの主流派は松田聖子さんを筆頭としたかわいい系でしたが、“ミポリン”は少し不良っぽい雰囲気のあるキレイ系。フジテレビ局員だった私の父も彼女の主演ドラマを演出し、『周囲がハッとするほど美人だった』と言います。新人時代は女性よりも男性に人気だったように思います」
そう話すのは、世代・トレンド評論家の牛窪恵さん(54)。
たしかにデビュー作『毎度おさわがせします』(’85~’87年・TBS系)も、男子に支持されたドラマだろう。
「木村一八さんの出世作でもあります。男子中高生の思春期に抱える悩みなどをコミカルに伝えるドラマでしたが、親の前では見られないような、かなりエッチなシーンもありました。
素人ながら“よく彼女の所属事務所が許したな”と心配してしまうほどでした」
■資生堂のCMで女性ファンの裾野が一気に広がった
’85年6月に『C』で歌手デビューを果たし、同年12月には映画『ビー・バップ・ハイスクール』に出演。