2022年8月20日 06:00
森英恵さん「バラの花のような方」本誌に明かしていた雅子さまのローブ・デコルテ秘話
ジャケットの襟に花びらがあしらわれたご成婚時のローブ・デコルテ /(C)JMPA
ファッションデザイナーの森英恵さんが8月11日に亡くなった。96歳だった。
自身の名前を冠したブランド“ハナエモリ”は65年に初めてニューヨークで個展を開催。77年には日本人として初めてフランス・パリのオートクチュール組合に加入するなど、名実ともに日本を代表するファッションデザイナーとして活躍した。
さらに美空ひばりさんのコンサート衣装や、バルセロナ五輪日本選手団の公式ユニフォームなど、数々の作品を残した森さん。93年には、雅子さまがご成婚当日にお召しになったローブ・デコルテも手掛けた。
森さんは同年、本誌のインタビューにローブ・デコルテの制作秘話を明かしている。
「雅子さまは以前から私のブティックにもときどきいらしていたそうですが、私自身は面識はございませんでした。
もっとも、お父さまとは会合やパーティでお目にかかっていましたし、お母さまもお店のお客さまとして存じ上げていました。
それで、『ご両親もとても素敵な方だから、さぞかし雅子さまも……』と想像していたんです。実際にお目にかかると、ほんとうに素敵な方でしたね」