くらし情報『【前編】蛭子さん“最後の絵画展プロジェクト”のため、脳活アートに挑戦!』

2022年10月24日 15:50

【前編】蛭子さん“最後の絵画展プロジェクト”のため、脳活アートに挑戦!

「認知症の予防や症状改善を目的とした臨床美術には、誰もが楽しみながら作品をつくれるように考えられたプログラムがあり、創作活動を通して脳が活性化します」

そう語るのは「芸術造形研究所」の臨床美術士・大倉葉子さん。これまでも認知症患者の意欲と潜在能力を引き出してきたベテラン臨床美術士である。

彼女の手にかかれば、「面倒くさい」とペンを投げ出す蛭子さんのやる気も、引き出してくれるかもしれない──。

■会話で蛭子さんの心を解きほぐす!

いよいよ蛭子さんに臨床美術にチャレンジしてもらう日が来た。

「今日は絵を教えていただこうと思ってやってきました」

臨床美術士の大倉葉子さんは、蛭子さんにこう語りかけた。

初対面の人の前ではいつも表情が硬くなる蛭子さんの目元が少しゆるんだ。

「蛭子さんの本を3冊読ませてもらいました。好きなものも知っています。
カレーライスにラーメンですね」と語る大倉さんに、蛭子さんは「そうですね」と笑顔を見せる。「私は蛭子さんの描く人の顔が好きなんですよ。見る人によって悲しそうにも、うれしそうにも見えますよね。どうやって描くんですか?」と、大倉さんは紙とペンを取り出した。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.