2022年11月2日 06:00
最高2000万円も! がん保険「診断一時金」高額ランキング6
以前は手術が中心だったため、入院期間が非常に長くなりました。しかし近年は多様な治療が行われるようになり、手術はせずに抗がん剤治療と放射線治療だけというケースなどもあります。通院での治療も増え『入院・手術給付金』をメインとする保険では出費をカバーしきれないんです」
つぎに、がんになると収入が減ってしまう現実も深刻だ。
「図(2)を見ると、がんと診断された人の年収は約20%も減少。その理由を示したのが図(3)で、がんの通院治療などで休職したケースが35%、退職した人も25%に上ります。つまりがんになると、長期の抗がん剤治療とその副作用などで、いままでどおりに仕事を続けられなくなる人が多いのが実情。その収入減にがん保険の一時金は心強いサポートです」
■高額な一時金は治療費や収入の補塡に充てるなど自由
そして図(4)にも注目してほしい。
がんの治療は日進月歩。
10年ほど前には“見えない光で切らずに治す”陽子線・重粒子線治療が話題になった。その治療費は200万~300万円と高額だが、厚生労働省から先進医療に承認されたことにより、自己負担分は、がん保険の「先進医療特約」でカバーできるようになっている。