くらし情報『東工大 入試に「女子枠」導入が「男性差別」「ついていけるの?」と波紋…筆記試験ナシで選抜の学部も』

2022年11月11日 19:02

東工大 入試に「女子枠」導入が「男性差別」「ついていけるの?」と波紋…筆記試験ナシで選抜の学部も

(写真:時事通信)

(写真:時事通信)



11月10日、東京工業大学(以下、東工大)は、’24年春入学者向けの入試から「女子枠」を導入することを明らかにした。現在の東工大の女子学生比率は約13%。今回の入試改革は、低迷する女子学生比率を20%以上に高めることが目的だという。しかし、“女性活躍のため”と銘打ったこの制度の内容が波紋を呼んでいる。

これまでの東工大の入試選抜方法は、学力検査中心の選抜である“一般選抜”と、学力検査に加えて面接などを行う“総合型・学校推薦型選抜”の2種。新設する女子枠は、後者の“総合型・学校推薦型選抜”の枠を拡大する形で導入される。

女子枠の対象となるのは、募集人員1028人の約14%に相当する143名。募集人員の総数は変わらないため、女子枠の導入で学力検査中心の“一般選抜”の定員は現在の930名から801名へと100名以上減少する。


女子枠の試験内容は、各学部によって異なるが、情報理工学院の場合は面接のみ。工学院や物質理工学院は面接と大学入学共通テストの成績を半々で評価。理学院の場合は、数学の筆記試験と物理・科学の共通テストの結果、そして面接をもとに学力試験中心に選考を行うという。

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