2022年11月12日 11:00
明石・泉房穂市長 地域政党設立に後援会長が驚愕「根耳に水。何も知らされていなかった」
「市長としてやれることはほぼやり切った。さらに市民のために何ができるかというと、国や県を変えることだ」
11月10日、会見でこう語ったのは兵庫県・明石市の泉房穂市長(59)。10月、泉市長は自身への問責決議案を巡って市議会議員らに「問責決議に賛成したら承知せえへんぞ」「問責決議なんか出しやがって。(次の選挙で)落としてしまうぞ」などと暴言を吐いたことが報じられた。その責任を取る形で、来年4月の任期満了にともない政治家引退を表明している。
ところが、冒頭の会見で新たに地域政党を立ち上げる意向を表明したのだ。、23年4月の明石市の市長選、市議選に向けて公募を行い、候補者を擁立する方針で、25年に行われる兵庫県の知事選も視野に入れているという。なお、政治家引退の意向に変わりはなく、「心ある政治家をつくっていくことに今後の人生をかけたい」とコメントしている。
この急展開の背景に一体なにがあったのか――。そこで、長年にわたって泉市長をバックアップしてきた後援会長を務める柴田達三氏に話を聞いた。
まず、地域政党のいきさつを尋ねると、意外な答えが。
「もう寝耳に水。事前に何も知らされていなかったんです。ニュースを見て『えー!』って、びっくりました」