2022年11月12日 11:00
明石・泉房穂市長 地域政党設立に後援会長が驚愕「根耳に水。何も知らされていなかった」
2019年2月、泉市長は駅前の幹線道路の拡張工事で、立ち退き交渉がうまく進んでないことに激怒し、担当する職員に「(建物に)火つけて捕まってこい。燃やしてしまえ」と暴言を吐き辞職。その際、泉市長を励まし、出直し市長選に向かわせて見事、再選につなげた立役者か柴田氏だ。
そんな恩人に事前の報告なしに地域政党を立ち上げた泉市長に怒っているのかと思いきや、柴田氏は「びっくりしましたけど、泉さんらしいです。そうなるのも私らにはよく理解できます」と理解を示す。
「恐らくこのことに集中して他のことを考えられないぐらい、ずっと考えを巡らせていたんでしょう。それと私に連絡しなかったのは、自分だけの責任で最後までやるんだ、回りをまきこまずに最後は自分で責任を負うんだ、という覚悟の表れだと思います。いつでも自分は腹をきる覚悟で新党を立ち上げるということだと」
政治家引退するきっかけとなった今回の暴言騒動が明るみになった際、19年のように励まそうと思っていたという柴田氏。しかし、泉市長と親しい後援会関係者から思わぬ提案を受けたという。
「その人から『市長が辞任、引退を口にしても、前回のように引き止めないでほしい。すんなり、市長を辞めさせてあげてほしい。市長は今心身ともに限界。ここは一休みさせてあげたほうがいい』と言われたんです。