『紅白』若者受け狙いで加速する高齢者斬り…「国民的歌番組が消えた」嘆息続々
NHKから“斬られた”と感じる彼らの不満も理解できます。『年忘れ』は演歌勢だけでなく、最近では1980年代にヒットを飛ばした歌手の出演も多くなっている。『紅白』は今の人選のままだと、世帯視聴率は昨年より下がるでしょう。逆に『年忘れ』は上がりそうです。もちろん、紅白も最低を更新しないように、これから新たな大物の発表があると思いますが…」(前出・テレビ局関係者)
■「テレビ番組の視聴率は足し算ではなく掛け算」
NHKが若手に期待する理由の中には、SNSの積極的な活用がある。出場者発表翌日の『スポーツ報知』には、ツイッターフォロワー数約430万人を誇る『紅白』初司会の橋本環奈(23)についてNHK関係者の話が載っていた。
《「400万人がテレビを見たら数字は何%上がるのか…」と思い描く。同じ期待を出場者のファンにも抱いている》(2022年11月17日付)
この見方に民放関係者は疑問を抱く。
「今、テレビ番組の視聴率が全体的に低くなっているので、どの局も他の指標に頼りたくなります。具体的に言えば、ツイッターのトレンドに上がることを目安にしている番組もあります。でも、ネットの反応と視聴率は必ずしも比例しません。