くらし情報『コロナ5類で気になる「子供の後遺症」と「高額治療費による受診控え」』

2023年2月9日 11:00

コロナ5類で気になる「子供の後遺症」と「高額治療費による受診控え」

現在、全国の小学生は約622万人。同様に試算した場合、最大で約46万人に後遺症が出る可能性が。

「岸田首相は、アメリカをマネしてマスクを外させたいのでしょう。しかし、アメリカの場合、公費での空気清浄機の設置のみならず、保護者らが自主的に手製の高性能な空気清浄機を設置する対策を行ってきました。マスクしか防護策がない日本と状況が異なるのです」

日本の第8波の死者数は、昨年12月1日から1月31日までのわずか2カ月間で、約1万8千人にのぼった(累計約6万8千人)。仮に感染者数が倍増し、致死率が変わらなかった場合、7月ごろから第9波の死者数は4万人を超える恐れがあるのだ。

■公費負担終われば薬の使用も躊躇

もうひとつの懸念は、5類になることで生じる検査費と治療費だ。当面は公費負担を続けるというが、段階的に見直していくという。
都内の救急病院でコロナ患者などの対応にも当たっている医師の谷川智行さんは、公費負担の終了後に検査や治療控えが増えることを懸念している。「重症化リスクのある方に処方する抗ウイルス薬のラゲブリオは、1日あたり約1万8千円で、5日間服用しますから、計約9万5千円。3割負担でも約2万8千円の出費に。

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