「闇バイト強盗」に狙われやすい地域は? 都道府県別治安ワーストランキング
が横行すると、大都市から遠い小さな町でも安心はできない。
「そのような地域のほうが、人間関係が濃密でうわさが漏れやすい。また地元愛もあって今も名簿を作ることが多く、扱いも厳格とはいいがたいでしょう。犯人らが求める情報を、集めやすいのはそんな地域です。今すでにその兆候が見えてきましたが、今後はもっと明らかに犯行が増えていくでしょう」(小宮先生)
では、女性が路上で狙われがちなひったくりは?
「自転車を使った犯行が多いので、大阪のように坂道が少なく自転車で逃げやすい地域でよく起きます」(小川さん)
ワースト県に入っていないからといって安心できないとすると、私たちはどうすればいい?
「まずは、個人情報を与えないこと。お金の話をむやみにせず、名簿は厳重に管理して。犯人らが家を見張りやすい場所が周囲にないことも重要です」(小宮先生)
小川さんはつぎのように語る。
「家にお金を置かないことです。
電話でじょうずに聞き出されると、正直に話してしまう人が多い。お金が家になければ、『ない』と言えるでしょう」
侵入強盗・空き巣は、東京都や大阪府などの大都市よりも、その周囲の住宅街が狙われやすい。身を守るために、まずは戸締まりを。
『海に眠るダイヤモンド』「日給社宅」「外勤」って何? 知っておきたい端島ワードを解説