2023年2月16日 15:50
「闇バイト強盗」に狙われやすい地域は? 都道府県別治安ワーストランキング
強盗とひったくりのワースト1は大阪府、侵入強盗と空き巣のワースト1は茨城県で、いずれの上位も都市部やその近郊が多いことがわかる。
「強盗は商店の多い大阪や東京などの都市部に多いです。一方で空き巣は住宅地に集中するので大都市の郊外で頻発しています。空き巣の認知件数は埼玉県、千葉県が多く、以前から変わりません。さらに、空き巣のつもりが住人と鉢合わせて暴行に及び、強盗に発展するケースもあります」(小川さん)
大都市の郊外は住宅地が広がり、空き巣や強盗に狙われやすいのだ。
さらに、より確実に狙うために強盗の傾向に変化が起きていると犯罪学が専門で立正大学教授の小宮信夫先生は言う。
「かつて住宅街に横行した空き巣は、今では当たり外れがあってコスパが悪いと犯人らは考える。今は事前に情報収集を行い、確実にお金のあるところを狙う『ピンポイント強盗』が増えています」
ルフィらが行った闇バイト強盗もピンポイント強盗に分類できる。
「ほかにも、震災アンケートなどを装って電話をかけ、高齢者だけの住まいで、タンス預金があることを突き止めてから犯行に及ぶ強盗が増えています」(小川さん)
大都市の郊外など住宅地が多いところに多発している空き巣や侵入強盗だが、このような「ピンポイント強盗」