2023年4月1日 06:00
『ドキュメント72時間』の歌姫・松崎ナオ 音楽生活25年の紆余曲折
1週間に1曲だし、期限の直前に作るようになって。それまで遊んでいられるし。提出期限の5分前に作ったのを持っていったら『さっき作っただろう!』とか言われて(笑)。そんな感じだから、楽しかったんですよ。
修行中は曲作りを叩き込まれましたね。例えば『このサビのメロディをAメロに使って別の曲を作ってきて』みたいな感じで、すごくロジカルでした。後は、ほぼレコーディングをしていました」
そして22歳のとき、「花びら」でデビューを果たしたものの、当初はメディアに出る機会がほとんどなく「デビューした実感はあんまりなかった」という。神秘的なイメージを纏っていた松崎だが、’99年のホラードラマ『リング~最終章~』(フジテレビ系)で自身のMVが“呪いのビデオ”として登場することに。
呪い扱いされることを当時、松崎はどのように考えていたのだろう?
「『私の曲を聴いて死ぬとかウケる!』みたいな感じでしたよ(笑)。ライブでやる時も『呪っちゃうぞ〜!』みたいな。けっこう、自分は楽しんでいましたね。まぁ、呪いってどうなんだとは一瞬思いましたけど(笑)。でも、人に知ってもらう機会が増えて嬉しかったです」
■現在は完全にフリー。