年度が始まりましたが、物価の上昇はまだまだ続いています。食品・日用品の値上げは4月に約4800品目。年2回改定される輸入小麦の売渡価格は、前回は据え置かれましたが、4月は5.8%上がりました。ほかにも、雇用保険が昨年10月に続き4月にまた上がり、介護保険料も上昇。40~64歳の介護保険料は月平均6216円と過去最高です。
そんななか節約に励む方が多いと思いますが、せっかくの努力が逆効果になることも。間違いやすい節約術を紹介しましょう。
まずは買い物です。
「ポイント●倍セール」などポイントにつられてたくさん買い込む“ポイント貧乏”は卒業しましょう。まとめ売りやタイムセール、ネット通販では「あと○○円で送料無料」と買い足すなども残念な節約です。
今、特に問題なのはフードロス。家庭での食品廃棄も大きな要因です。子どもの独立などで人数が減ったら、作りすぎに注意して量を調整しましょう。鍋やフライパンを小さなサイズに替えるのも一手です。少量なら、総菜を利用したほうが割安な場合もありますよ。
また、ビールなどのアルコール飲料や嗜好品を、遠出して安売り店で大量購入するのも逆効果。
確かに単価は安くなりますが、たくさんあるとつい飲みすぎてしまうもの。