くらし情報『心の病いや家庭内暴力に発展するリスクも…「夫のひきこもり」が急増中』

2023年4月14日 06:00

心の病いや家庭内暴力に発展するリスクも…「夫のひきこもり」が急増中

心の病いや家庭内暴力に発展するリスクも…「夫のひきこもり」が急増中


「ひきこもり」というと、学生をはじめ若い人たちの話だと思われがちであるが、中高年の男性の間で「ひきこもり」の人が増えている――。そんな実態が、内閣府が3月31日に公表した「こども・若者の意識と生活に関する調査」から浮かび上がった。

全国の10歳から69歳の3万人を対象にアンケートを実施し、その回答に基づいて、15〜64歳のひきこもり状態の人は全国に146万人いると推計された。

「ひきこもりの人は『自分はひきこもりの状態です』と自らは言いません。深刻な状態の人ほどアンケートなどに答えたがらないので、そうした立場の人も反映されると、146万人の倍の数になってもけっしておかしくないでしょう」

そう語るのは、ジャーナリストで「ひきこもり」の当事者や家族などで作る「KHJ全国ひきこもり家族会連合会」の池上正樹副理事長。厚生労働省の定義などを参考にすると、「ひきこもり」とは「自宅にひきこもって学校や仕事に行かず、家族以外との親密な対人関係がない状態が6カ月以上続いている状態」を指す。

今回の調査では「ふだんは家にいるが、近所のコンビニや自分の趣味に関する用事のときだけ外出する」という人も含まれている。

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