2023年4月16日 06:00
ダイバーシティな現代では無理! 90年代のスーバーモデルは「美」の人類最終到達点
日本でもなじみのあるスーパーモデルのひとり、ナオミ・キャンベル
住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代、憧れていたモデルの話。活躍する同世代の女性と一緒に、“’90年代”を振り返ってみましょうーー。
「’80年代、ハリウッド映画やアメカジなどの海外カルチャーが続々と日本に上陸しました。そして続く’90年代に憧れの的となったのは、ファッション界を席巻した海外のスーパーモデル。シャネルやヴェルサーチのファッションショーで、颯爽とランウェイを歩き、雑誌『VOGUE』の表紙を飾る彼女たちは、まるで夢の世界にいる人のようでした。会社のおじさん上司がパリやミラノに出張するときは、職場の女性社員からスーパーモデルを特集した雑誌の切り抜きを持たされ『これと同じものを買ってきてほしい』と、高級ブランド店をはしごさせられたりしたものです」
そう話すのは、世代・トレンド評論家の牛窪恵さん(55)。
日本でもなじみのあるスーパーモデルのひとりといえば、ナオミ・キャンベルだろう。
「父親は中国系ジャマイカ人といわれています。
ニューヨークで久保田利伸さんと同じマンションに住んでいたこともあり、ドラマ『ロングバケーション』(’96年・フジテレビ系)