ツバメ守る「逆さ傘」がSNSで大絶賛も…商業モールが明かす複雑胸中「営業支障やお客様への糞被害があるのも事実」
と語る。
Twitterでは「ツバメに優しい」と同施設の取り組みを絶賛する声が相次いでいるが、そもそもの目的は別のところにあったようだ。
「実は保護傘というよりは、第1の目的はお客様や商品に糞被害がでないためと、当施設の美観維持の取り組みです。傘の中も容易に掃除ができるように、紙を敷き、糞が溜まれば紙の交換をしております。
2023年度は現時点(7月5日)で、合計4本の傘を設置しました。全ての巣に逆さ傘を設置しているわけではなく、営巣し産卵された場所に応じて対応は様々です。傘を設置できない場所にはトレーを、トレーも設置出来ない場所にはカラーコーンで注意喚起した上で、糞除けシートを設置しております」
こうした工夫を施す理由は、半屋外空間に各テナントが軒を連ねて集まる「オープンモール」であることが大きく影響している。
「鳥獣保護管理法の観点からもツバメを保護していかなければならない反面、『せんちゅうパル』がオープン型かつ駅直結の商業施設であるため、皆様に快適に過ごしてもらう必要があります。
当施設はオープンモールで、野鳥の出入りを完全に防ぐことが出来ません。駅直結で様々な方が利用される施設ですので、ツバメを喜んで見守ってくださる方や、糞被害や鳥が苦手な方もいらっしゃいます。