本当は間違っていたエアコン節電法7 知識をアップデートして電気代高騰を乗り切ろう
適温になると、力を弱めて安定運転を続けます。そのため、こまめにスイッチのオンとオフを繰り返すと、圧縮機への負荷が高まり、電力を多く消費します。日中の約30分の外出ならつけっぱなしのほうが節電になるのです」
【NG4】風向きは下向きに設定
「冷房中、冷気は床付近に、暖かい空気は天井付近へと上昇し『温度ムラ』が起こります。風向きが下だと温度ムラが起こりやすく、足元は冷えるのに体は暑いとつい設定温度も低くしがちです。風向きを水平にすることで、冷気が自然に下りて温度ムラを防ぎ、エアコンの風が体に直接当たる不快感も和らぎます」
■設定温度を上げると1度10%の節約に
【NG5】帰宅時は、窓を閉めたまま冷房をつける
「すぐに低い温度で冷房をつけるのではなく、帰宅したら、まず窓を開けましょう。風通しをよくして部屋の熱気を外に出してからエアコンをつけると、無駄な電力を使いません。熱気がなくなったら窓を閉め、設定温度をふだんより1度上げ風量は自動にしましょう」
設定温度を上げると、いくらくらいの節約になるのだろうか。電気代は、1時間あたりの消費電力(キロワット)×使用時間(時間)×料金単価(今回は主要電力会社10社平均の31円で試算)