高齢者狙う最新サギ手口8 受け子の特徴は「体に合わないスーツ+イヤホン」
(京師さん)
「無料点検詐欺」も要注意。
「近所で(うその)工事をしますと挨拶に来た際に『ご迷惑をおかけするので、無料でお宅の点検をします』と言って、屋根や床下で、不必要な補強をしたりして、お金を取ります」(京師さん)
トイレ修理などで、最安値をうたいながら高額請求をする悪徳業者の名が消費者庁によって公開されているように、「水のトラブル詐欺」も後を絶たない。
「水回りは急を要するので、インターネット検索をして、上位に来る業者を呼んでしまいがち。しかしその業者が安心とは言い切れません。水道局で紹介してもらった指定業者やなじみの工務店に頼むと安心です」(京師さん)
断捨離をしている高齢者を狙うのが「不用品買取り詐欺」。
「貴金属類や高級時計などを、法外に安く見積もる被害が出ています。買取り額に納得できなくても、買うまで家に居座られます」
街角詐欺で代表格なのが「折り紙・お花詐欺」だ。
「折り紙詐欺は、災害時に増える傾向があります。
だいたい寄付を目的に、1枚千円の折り紙を渡し、鶴などを折ってもらう手法。自分の生活の苦しさを語り同情心に訴え、花を1輪千円ほどで売りつける手口も見られます」