“会社員のカラオケ大会”にRG、綾小路翔ら著名人も熱狂!「新宿三井ビルのど自慢」に魅了される人が続出する理由
全く取引先でも友達でもない建設会社の次長に対して、『近藤!』って応援してましたね」
新宿三井ビルが位置する西新宿エリアには、多くの高層ビルが立ち並んでいる。下井草さんいわく、ここまで「新宿三井ビルのど自慢」が話題になったことで、真似してのど自慢を開催した周辺のビルもあったがこれほどの盛り上がりにはならなかったという。
ここまでの熱量を生む背景には、開催している三井不動産の“信念”もあるのかもしれない。昭和の頃の大会運営に関わった三井不動産ホテルマネジメント・足立充会長は、三井グループの新聞「三友新聞」の2020年12月10日号(下井草さん提供)の中でこう語っている。《大会が盛り上がるにつれてビルを運営する私たちとテナントの距離感も縮まった。当時、賃料請求書は毎月、手渡しで届ける習わしだったが、大会のおかげで会話が弾んだ。(中略)デジタル化の進化とともに、オフィスマネジメントのあり方も変わっていくだろうが、時代は変わってもテナント、オフィスワーカーとのつながりを大切にしながら、大会の歴史を紡いでほしい》
最後に改めて魅了される理由について「大の大人が本気でやるとちゃんとしたものができるんだなっていうのがありますよね。