「クソ素人」「ゴミクズが」客に暴言、出禁通告…ラーメン店のSNS炎上が絶えないワケ
『まさかこんな大事になるとは思わなかった』との思いから、投稿の削除や謝罪をするのでしょう。
やはり店の名前を掲げて発信する以上は、お客さんに見られていることを意識した方が良いでしょう。上手に発信しないと、損をしてしまう可能性も大きいと思います。ネットで炎上してしまえば、店に対してプラスのイメージよりも、どちらかといえばマイナスのイメージがついてしまう。そうなると『行こうかな』と思っていた人も、敬遠してしまうでしょう」
とはいえ、なかには炎上を逆手に取る店もあるようだ。
「“背脂有料”の議論を巻き起こした『でぶちゃん』の例を挙げれば、明らかに拡散されることを意識して刺激的な文言を選んで投稿することで、世の中への問題提起と自店の認知度を高めています。メディアからの取材も含めて、自分の投稿によってどんなハレーションが起こるのかを想定して投稿しているので、投稿を消したり謝罪することはまずありません」
■店側の発信はある種の“逆襲”も、炎上は第三者の影響が大きい
ただ、店側の発信が増えたことは、ある種の“逆襲”でもあるようだ。ラーメン文化が発展したのは、ネットユーザーによって店が発掘された側面も強いという。