くらし情報『“大東亜戦争”呼びだけではない…“天皇の軍隊”を自称、日教組を敵視! 自衛隊がネトウヨ化する理由』

“大東亜戦争”呼びだけではない…“天皇の軍隊”を自称、日教組を敵視! 自衛隊がネトウヨ化する理由

(前川さん)

その“重し”を取っ払ってしまったのが、「故・安倍晋三元首相だ」と前川さんは続ける。

「2014年に第二次安倍政権は、集団的自衛権の行使を閣議決定で認めてしまった。つまり、憲法に反して、海外で武力行使できるお墨付きを与えてしまったのです。さらに岸田政権下では、防衛3文書を改訂して“敵基地攻撃能力”まで認めてしまいました。自衛隊員にしてみれば〈もう自分たちは軍隊だ〉と、そういう意識を持ってしまってもおかしくありません」

つまり、自衛隊の“ネトウヨ化”をエスカレートさせているのは、“ネトウヨ化した政治家”たちにほかならないという。この状態が加速したら、自衛隊はどうなってしまうのか。

「天皇を頂点とした“国家”を守るためなら、国民の命を犠牲にしても仕方ないという戦前の軍隊のようになりかねません」(前川さん)

同じ過ちを繰り返さないためには、“重し”を利かせられる政治家を選ぶしかない。

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