《中尾彬さん逝去》中尾&池波夫妻が考えていた“終活”「夫が逝ったら餓死も考えた」
身の回りのことは、ある程度は自分でやれなきゃしょうがない」
中尾「だから、いま、徐々に覚えているんだよ」
池波「私はね、一人残されても、ふだんの生活は困らないでしょう。ただ、やる気がなくなっちゃうのが、正直、怖い。『おいしいね』と言って食べてくれる相手がいるから、かつお節だって毎日かいているわけですから。しまいには、食べてもつまらなくなって、何していいかわからなくなるんじゃないか、って。餓死なんてことも考えましたね。あまりにも長く一緒にいすぎて」
中尾「きっと、どこの夫婦も同じだと思うんです。誰でも、60過ぎたら、人生の始末を考えるべきなんでしょうね」
池波「とにかく元気なうちから夫婦で話し合うべき。だって、病気で寝てる人を前にお墓の話はできないでしょう」
中尾「その点、うちはいまでも2時間、多いと4時間かけておしゃべりを楽しむ食事を続けて40年。
つくづく私たち夫婦は、子どもがいなかったから、2人なりの違った世界というものがあったな」
池波「そうですね」
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