くらし情報『「危険すぎる」居酒屋で提供された“生の豚レバー”にSNS震撼 保健所が明かす生食のリスク』

「危険すぎる」居酒屋で提供された“生の豚レバー”にSNS震撼 保健所が明かす生食のリスク

「どういった点が不十分であると指導の対象になるのかについては一概に示すことはできませんが、たとえば、加熱不足の豚肉や鶏肉、牛肉のレバーの料理を提供してる場合は、お店に立ち入って施設の衛生状態を確認して、 肉の加熱を中心部までする必要があるといった指導をしております」

また、豚レバーを生で食べた場合の健康リスクについては次のように話す。

「豚肉や豚レバーを生で食べると、E型肝炎ウイルスに感染するリスクがあって重篤な肝障害を引き起こす可能性があります。それから、サルモネラ属菌やカンピロバクターという細菌がいますので食中毒のリスクもあります。また、豚肉は寄生虫という問題もあり感染事例もありますので、生で食べることをおすすめはしないというか、法令で禁止されています。

E型肝炎ウイルスは、潜伏期間が長くて3週間から8週間ぐらいです。最初は発熱や吐き気、腹痛などがありますが、症状が進むと黄疸や肝臓肥大などを引き起こします。特に妊婦さんなどは注意が必要です。

サルモネラ属菌は潜伏期間が6〜72時間ぐらいで、下痢や腹痛、嘔吐、発熱などの症状を引き起こします。
カンピロバクターも潜伏期間が1〜7日ぐらいと少し幅がありますが、腹痛、下痢、発熱が主な症状で、最初は感染症、つまり風邪と区別がつきにくいですが、激しい下痢があり、発熱も37〜8度台くらいです」

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