井上晴美『お水の花道』お姉さまにからかわれて顔を真っ赤にしていた大河ドラマ主演俳優って?
現場はかなり泥臭くて、撮影時間も“朝から朝まで”なんて当たり前だったと語る井上晴美
「『お水の花道』は、きらびやかに着飾った女性が活躍する夜のクラブが舞台ですが、ドラマの現場はかなり泥臭くて、撮影時間も“朝から朝まで”なんて当たり前。栄養ドリンクの差し入れがあっても『これじゃあ、足りないよね』って言い合ったりしていました」
こう語るのは、井上晴美さん(49)。
「私にとっては、まったく未知の世界だったから、撮影が始まる前に男性スタッフと一緒に銀座や六本木のクラブへ行って、見学したんです。それまでは暗くてドロドロとした世界をイメージしていましたが、学費を稼ぐために大学生のホステスがいたりして、地に足をつけて頑張って生きているのだと、考え方が変わりました」
接客の所作もつぶさに観察。
「男性客の話を聞いて、共感して、さらに質問されたら、しっかりと答えられる知識も求められます。内ポケットに手を入れたときにたばこの火をつける用意をしたり、お客さんの目を見ながらお酒を作ったりする動作のすべてが自然。それを演技に取り入れるのですが、マドラーでかき混ぜる手順を忘れてNGを出してしまったりと、なかなかうまくいきませんでした」