「覚醒剤で6回服役」の反社会的勢力の元幹部にも寄り添う 北新地放火殺人事件遺族・伸子さん
『わざわざ嫌われ役をやってくれてありがとう』くらいに思ってみてください。感謝することが大事です」
感謝して、面白がる。それこそが楽に、前向きに生きる極意だそうだ。
「感謝って、忙しかったらできません。心にゆとりがないと、感謝どころじゃないでしょう。目の前のことばかり見て、自分をまったく見ていない人が多いんですね。周りばかり見ているから、何かあったときには全部周りのせいにしてしまう。
でもそれって実は、ふだんの自分の行動や言葉が映し出されているんです。
自分が自分の人生を創っていく。そのことを覚えておいていただけたらと思います」
70歳、80歳になっても、困り事がある人が気軽に立ち寄れる居場所を作りたい。
それが伸子さんの夢だ。
「昔のお寺のようなイメージですね。よぼよぼの私が座っていて、その前に話をしに来た人たちが列を作って待っている。話をした後は、みんなが笑顔になって帰っていく。そんなことを、いつか奏蓮の名前でやれたら面白いなって思っています」
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