イエロー・キャブ元社長・野田義治氏が語る女優育成の難しさ「何を言ってもセクハラ」の世代間ギャップ
出す子によっては2万部スタートでしたから。写真集で6,7万部という数字を叩き出せた時代です。今だとデジタルで撮っていただけるようになり、ハードルも低くなりました。でもそのいっぽう写真集は必ずしもステータスではなくなっているんです。この時代、女優を売り込むための手段が多いから、逆に『ここに出しておけば間違いない』という場所がないんですよね」
情報発信の場が多くなったことによる逆の難しさがプロデュースの現場で起きていると野田氏は話す。
「矢崎には『焦るな』と言っています。40歳になって才能を開花させる方もいますしね。例えば、歌にもお芝居にも昔から脈々と周知されているものってあるじゃないですか。
(矢崎には)そういう作品に出会えればいいなと思っています」
いまはなんと矢崎の現場マネージャーも野田氏本人が受け持っているという。
「現場マネージャー?俺だけですよ(笑)」
「野田さん自ら現場に来るので、いつも周りがビックリしてるんです(笑)。今の事務所に所属してから、野田さんが頻繁に現場に入ってくれてます」(矢崎)
「自分がプロデュースしている子っていうのは、売れたらいうこと聞かなくなっちゃうんですよ。