くらし情報『エスカレーターに挟まれ窒息したケースも…街中に潜む思いがけない“死の危険”』

エスカレーターに挟まれ窒息したケースも…街中に潜む思いがけない“死の危険”

3針縫った」(80代女性)など、一歩間違えれば死につながるような事例が報告されている。

衣服などの巻き込みも、大きな事故につながる。

「夏場はゴム製のサンダルが、冬場はマフラーやストールなどが巻き込まれる事故が起きます。私自身、ストールを巻き込まれ転倒し、顔にあざができた女性を救助した経験があります」(野村さん、以下同)

また、2009年4月には、40代男性が、背中とエスカレーターのベルトが接触した際に体を持ち上げられ、吹き抜け部分から9m落下して死亡した事故もあった。

日本エレベーター協会は、ステップの上を歩いたり、走ったりしない、カートや車椅子は乗せない、ステップの黄色線の内側に乗るなど、呼びかけている。

ときには重大事故にもつながる“街中の危険”は、エスカレーターばかりではない。厚生労働省の人口動態統計によると2022年では、転倒・転落・墜落による死亡者は年間11,569人に上っている。しかも、そのうち家などの住居施設以外で亡くなった人は8,518人。
じつに1日約23人が家以外の場所で、スリップやつまずきなどの転倒や転落で亡くなっていることになるのだ。

「ホテルやデパートなど光沢のある床で足を滑らせることは多いです。

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