くらし情報『エスカレーターに挟まれ窒息したケースも…街中に潜む思いがけない“死の危険”』

エスカレーターに挟まれ窒息したケースも…街中に潜む思いがけない“死の危険”

とくに雨の日ばかりでなく、湿気が多い日も滑りやすい。

消防隊員だったころは、たくさんの現場にかけつけました。圧倒的に打撲が多かったですが、なかには頭を強く打ち、急性硬膜下血腫で緊急手術をした事例も。幸い、その方は一命は取り留めました」

転倒リスクがあるマンホールも要注意。ヒールの踵がマンホールの穴に引っ掛かることは、多くの人が経験しているだろう。

■看板が落ちてくるのも珍しいことではない

日本グラウンドマンホール工業会の大石直豪さんが語る。

「下水道賠償責任保険支払い件数は、年間100~180件ほど発生しており、そのうち39%がマンホール関連の事故です。内訳は、蓋と周辺舗装との段差で転倒するなどの事故が44%。
老朽化し表面が摩耗した蓋は、雨の日は滑って危険です」

ゲリラ豪雨が気になる季節だが、マンホール内に大量の雨水が逆流し、内圧が高まるとマンホールの蓋が噴き飛ぶ事故も起こる。飛んだ蓋は、一戸建ての屋根まで届き、破損させるほどだから、人に当たれば死亡する原因にもなる。

「蓋が外れても、冠水していればわかりません。過去には冠水時に誤って穴に落ち、亡くなった事故もありました」(大石さん)

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