第99灯 フジイチカコさんのコミックエッセイ「ソーラー女子は電気代0円で生活してます!」が出版されました♪
というのも、チカコさんもわたし同様に電氣のことをよく知らないままオフグリッドを始められていて、その試行錯誤の山あり谷ありの連続がとにかくおもしろいのです!アンペアダウン→節電生活→家電とのさよなら→電力会社とさよならというレベルアップを経ていきながら、いまの洗練されたエコライフに辿り着いていることがよくわかります。しかも、その途中にはさまざまな失敗も経験されていて、親しみと共感と笑いを呼びます。コミックなので、絵と共にあるストーリー展開がこれまたおもしろくて、お腹を抱えて笑いながらあっという間に読み終えてしまいました。電力自給の枠を超えたエコアイディアが満載の、チカコさんの等身大のお姿とその暮らしの知恵がギュッとつまった素敵な一冊です♪
このご本全体から伝わってくるのは、エネルギーを自分で生み出す喜びです。おカネを払ってコンセントから一方的に流れてくる電氣ではなく、自然と人間が協力して作って貯める電氣は、電氣と人間とのあいだに温かな交流が生まれ、まるで家族のような大切な存在として、お互いがしあわせに暮らせることを実感させてくれます。原発事故以降、まるで電氣が悪者のように扱われるようになってしまいましたが、電氣自体が悪いわけではないんですね。