宮崎駿監督 引退撤回陰にあった“がん急逝”戦友託した遺言
復帰報道後の3月初旬、宮崎監督は愛車のシトロエンに乗り埼玉県の自宅を出た。向かった先はスタジオジブリ近くにあるアトリエ。早くも制作の準備に取り掛かっているようだ。
翌日、自宅近くを散歩していた宮崎監督。新作にかける思いについて聞くべく声をかけた。
「今は言える段階ではないんですよ……」
そう語る宮崎監督。保田さんについて聞いてみた。
――復帰は、保田さんのためでもあるのでしょうか?
「いやぁ、やっぱりね……」
何か言いかけると言葉を濁す。
それでも「公開されたら3回見ます!」と言葉をかけると「はい、ふふふ」と笑った宮崎監督。そこには新作への強い意欲がうかがえた。
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