くらし情報『簡単な手続き可能に…“認知症サポート口座”の仕組み』

簡単な手続き可能に…“認知症サポート口座”の仕組み

 

こうした問題を解決するために、城南信用金庫が商品開発したのが、認知症高齢者専用の「城南成年後見サポート口座」だという。

「5年前のように、お金を下ろすときにいちいち家裁の許可をもらうのは大変ですよね。ですから2つの口座を作り、多額の資金は『口座B』に入れて複数人で管理。そこから10〜20万円程度の月々決まった額を自動振替で『口座A』に流す仕組みを作りました」

「城南成年後見サポート口座」のしくみはこうだ。1.ふだん使用しない大口の金額を、複数の後見人で「サポート口座B」を開設し、管理。2.後見人1名で取引するための「サポート口座A」を開設。その後、「口座B」から「口座A」へ毎月一定額を振り替える自動送金サービスを利用する。

「『口座A』」であればキャッシュカードを使って、後見人が1人で引き出すことが可能です。
資産がある『口座B』から巨額を引き出すときは、複数の後見人の署名と印鑑が必要。後見人同士でけん制し合い、下しすぎを防ぐことが可能になり、安全で使いやすい管理ができるわけです」

万が一のためにも、資産はしっかりと守ろう!
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