ハニワはタイムカプセルだった?1,500年前を覗き見る!
春の昼下がりに訪れると、のどか~な公園に他ならないが
公園の土手に円筒のハニワがずらーっと並べられたり
突然のハニワが行列を成していたりと何かとハニワ推し。
公園の横には『今城塚古代歴史館』まで併設される。
そしてトイレの標識も
ハニワだ!!
これだけハニワを推すのにも理由があった。
この地はかつて立派な王が眠るどデカイ古墳(通称・大王墓“だいおうぼ”)があった場所なのだ。どうやら「継体大王」という王さまがここに眠っていたらしい。
さらに近くにはハニワ製造工場(現、新池ハニワ工場公園)があったことまでわかっていて、
1,500年前、この一帯は日本でハニワが最もアツい地だったのだ。
わたしは歴史館の事務長である内田さんに話を聞いた。
――すごい初歩的なことになるんですけど、ハニワって何者なんでしょうか。
全国で16万基の古墳が作られた子悲運時代に、古墳の上や古墳のまわりに立て並べられた素焼きの焼き物のことをハニワと言います。